色には3つの性質

色には3つの性質がある。それは色相、明度、彩度でこれを色の 三属性という。色相は赤、黄、緑、青など色みの違いを表し、色 相は一般的に「色相環」と呼ばれる環の中に段階的に色を配置す ることで表現される。色相環は、万有引力の発見者として有名な アイザック・ニュートンが混色の予測を行うためにスペクトルの両端 を結んだのが始まりで、現在でも多くの表色系で使われている。明度は明るさの度合いを表す。明度のもっとも高い色は白、もっとも低 い色は黒でその間に無数の灰(グレー)のグラデーションが存在する。 その軸の白、灰、黒を無彩色と呼ぷ。カラー写真を白黒写真にしても明度の関係が変わらないのはこのためだ。明度は色の三属性の中で色の強さにもっとも関係している。隣接 する色の明度差があるほど、鏡界部の見え方は強くなる。彩度は色の強さを表し、明度の軸と直交する関係にある。無彩色の軸から 離れるほど彩度は高くなり、もっとも遠い位置にある色をその色相の彩度の違いを判別することは比較的容 易だが、色相が異なると色相と明度の差が優先されるために、彩度の高低を判別することが難しくなる。色の三属性は三次元の立体で
表すことができ、これによって表現される色の範囲を色空間という。 また配色を行うときや、色を言い表すときによく使われる言葉に トーン(調子)がある。これは、明度と彩度との複合的概念によって 表現されるもので、配色のイメージを考えるとき重要な要素になる。

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