コンテンツへ導く導線の設計

◼︎facebookページからwebサイトへの導線設計

webサイトではユーザーが最初に訪れた時に表示されるランディングページをどのように設計し、期待したアクションにつなげていくかが非常に重要です。サービスやプロダクトをリリースする時に、そのサービスやプロダクトに特化したランディングページを設置する場合もあります。企業サイトの場合は、基本的にトップページがランディングページにあたり、そこから各種のコンテンツに誘導するような流れを想定してサイトを構築していました。

しかし、検索エンジンがユーザー行動やコンテンツ内容の評価をして検索結果を最適化することで企業名やサービス名で検索した時にその企業サイトのトップページではなく、その下位層のコンテンツが優先的に表示されるようなこともあります。

さらに、ソーシャルメディアが普及するに連れて、企業名を検索した時に、企業のwebサイトよりも、facebookやTwitterなど、ソーシャルメディア上のアカウントの方が上位に表示されるということもあります。

こうした場合も踏まえてfacebookページから企業サイトや他の関連コンテンツにむけてどうやって誘導して相乗効果を上げていくかということも考慮する必要があります。

やみくもに導線を増やしてもユーザーが迷ってしまう場合もありますし、ユーザーの興味や関心を高めながらコンテンツに誘導していく方法を考えなければなりません。

webサイトに誘導した結果、「ユーザーにどういうアクションを起こして欲しいのか」ということも含め、誘導先を決める必要がありますし、facebookページで「いいね!」ボタンをクリックしたユーザーに対して将来的に顧客になってもらう方法も見据えて設計していく必要があります。

さらにfacebookページとwebサイトの情報の鮮度を合わせるなど、更新作業の運用についても気を付けましょう。最終的な目的となるアクション(ユーザー登録、お問い合わせ、見積もり依頼、購入など)をどこで行うのか、達成度合いはどうかなども合わせて検証して、webサイトとfacebookページが相乗効果を上げられるような最適な設計を目指しましょう。

◼︎facebookページを自社のweb戦略の中心に据えた導線設計をする

どのような業界、業種であれ、web戦略の中心にfacebookページを置く場合、既存のwebサイト資産をどううまく使いまわしていくか、それとも変更していくのか検討してください。

現状で考えられる選択肢としては次の3つがあると思います。

  • 既存のサイト資産をそのまま有効活用する
  • 既存のサイト資産をfacebookよりのソーシャルサイトにアップデートする
  • そもそもの自社サイトをfacebookページに置き換える

次で個別に見ていきましょう。

①既存のサイト資産をそのまま有効活用する

facebookページから既存の自社サイトのコンテンツにリンクすることでfacebookページに多くのコンテンツを持たせないで、運用することができます。Facebookページの運用方針としては、タウムラインで日々の運用をして、アプリで作成したページで会社概要や事業紹介、アクセスマップなどへのリンクを春方法です。この方法であれば、facebookページに最初に訪れた人にも企業やブランドの詳細な情報を得るための手がかりを与えることができますし、webサイトのじょうほうを更新したfacebook時でもページとしては特別な手間がかからないことがメリットです。その分、ウォールの投稿など、日常的な運用の部分で盛り上げていきましょう。

そしてもう一つの方法が、webサイトの内容をIFrameという方法で、facebookページに組み込む方法です。この方法であれば、webサイトの中身をそのままfacebookページで表示させることができます。

IFrameでページを実装する方法については、また解説しますが、独自でアプリを作成するという扱いになるため、HTMLの知識などが一部求められます。

②既存のサイト資産をfacebookよりのソーシャルサイトにアップデートする

既存の自社サイトにfacebookページにリンクするための「いいね!」ボックスを設定したり、facebookページ用バナーまたは「いいね!」バナーを設置することでfacebookページにリンクしやすくする方法です。「いいね!」ボタンやコメントボックスなどのソーサルプラグインを活用するのもいいでしょう。「いいね!」ボタンを設置すれば、webサイトのコンテンツを気に入ってくれたユーザーがfacebook上で簡単にシェアできますし、ユーザーがコメントをつけてくれれば、その情報はそのユーザーの友達ネットワークを使って広まっていきます。

「いいね!」ボックスや「いいね!」ボタンの設置方法については後ほど詳しく解説します。

③そもそもの自社サイトをfacebookページに置き換える

すでにある自社サイトを閉じ、facebookページだけで運用することもできます。facebookページはサーバー代などがかからないということを考えれば、運用費だけで済むために、費用削減のメリットがあります。

実際に「武雄市役所」はwebサイトを閉鎖して、web上の情報発信をfacebookページだけにするという行政としては初めての試みをしており、大いに話題になりました。

注意点はfacebookが一企業であることで、経営方針によっては、サービスを停止することもあり得るということです。もちろん、急に止めることはないと考えられますが、そうした事態も考慮しておきましょう。

◼︎スマートフォンやタブレットへの対応

facebookページは、現時点(2012年)の仕様ではスマートフォンのネイティブアプリでfacebookページにアクセスした時、投稿と基本データ、写真へのリンクはありますが、アプリで作成したページへのリンクが表示されません。この点は十分に注意してください。

ブラウザからアクセスした場合も同様ですが、リンク先を指定することでアクセスすることは可能ですが、アプリ側がモバイルでの表示に対応していない場合があります。

タブレットに於いても、ネイティブアプリの場合、facebookページにアクセスしても、アプリで作成したページへのリンクが表示されません。webブラウザでアクセスした場合は、pcと同じ表示になるので、アプリで作成したページにもアクセスできます。

懸賞やコンテストなどを行う場合、この点には十分に注意してください。QRコードなどを使ってもらいるからアクセスできるようにしているキャンペーンもあるのですが、実際にはアクセスできなかったという失敗事例もあります。