O2Oの具体事例

◼︎無印商品について投稿した人に10%オフ

2011年に無印良品が実施したのが「無印良品有楽町10周年記念キャンペーン」です。このキャンペーンではTwitterまたはfacebookでユーザーからメッセージを募集しました。具体的には「無印良品といえば」というテーマで好きな商品やよく行く店舗での体験、無印良品の思い出などを投稿してもらいました。投稿した人は全員「10%オフクーポン」を入手できます。

わずか17日間の期間限定のキャンペーンでしたが、Twitterから1593件、facebookから557件、合計2150件の応募がありました。実際に来店してこのクーポンを使った人はクーポンを入手したうちの40%に当たる約900人になりました。もちろん、ユーザーが自ら進んで無印良品についてのメッセージを発信することによる友達やフォロワーへの影響もあったと考えられます。このような使い方を参考に小さな企業であっても、クーポン配布の仕組みを工夫することでクーポンの利用率、来店率を上げることが期待できます。

◼︎「いいね!」の数をハンガーに

2012年の母の日のキャンペーンとしてブラジルで画期的な試みが行われました。実施したのはC&ABrazilというアパレル企業です。この企業のfacebookページに期間限定のキャンペーンページを設置し、ユーザーが表示される洋服に「いいね!」をクリックできるようにしました。さらに、ユーザーがクリックした「いいね!」の数は実店舗のハンガーと連携しており、リアルタイムで反映される仕組みを作りました。これによってそれぞれの服にどれくらいのユーザーが「いいね!」をしているかという人気度おわかるようにしたのです。

キャンペーンは期間限定のため、現在のページは公開されていませんが、キャンペーン紹介の動画はYouTubeで公開されています。ここまでの仕組みを作るのは難しいですが、中小企業でも商品紹介ページの「いいね!」数に応じたランキングを実店舗でもわかるようにするfacebookページに「いいね!」をしているユーザーには「いいね!」ランキングNo. 1の商品に特別な割引をするなど、工夫することができます。

  • コラム「GAPのサマーコーディネート対決」

GAPが「ハイタッチ!でいいね!ginza vs harajuku summer Tコーデイベント」というfacebookと連動した企画を2012年に5日間だけ開催しました。お気に入りの夏のTシャツコーディネートをしている店員とハイタッチをして「いいね!」をして、その数をフラッグシップ銀座店と、フラッグシップ原宿店で競うというものです。ユーザーはで事前登録をして店舗に行きます。店舗でハイタッチ用のリストバンドを受け取り、気に入ったコーディネートをしている店員さんとハイタッチすると、そのコーディネートに「いいね!」をしたことになり、自分のウォールにも投稿されます。これはリストバンドに組み込まれたRFIDという仕組みとfacebookの昨日を連動させた企画です。現実のアクションがオンラインに記録されるというO2Oキャンペーンとして注目されています。